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2006/10/02
畳のカビ
カテゴリ: Tackmixのぼやき :
執筆者: 畳のほりごめ (7:27 pm)
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今年は、湿度が高い日が続いたせいで、カビの対応に追われた畳屋さんが多かったようですね。 通販の防カビ剤もかなりお買いあげ頂きました。 でも、実は梅雨時でなくともカビは繁殖してしまうことはあるんです。 特に冬場の室内は、乾燥しているようで湿度が高かったりします。 例えば、暖房機ですが、まだ主力は灯油のストーブだったりしますよね? これで灯油を燃やしているときにどの様なことがおこっているのか? 灯油などの石油製品は炭素と水素の化合物です。 (大抵の燃える物は炭素化合物なんですが・・・) さて、頭の痛い化学を思い出しましょう。 炭素と水素の化合物を燃やす・・・燃やすと言うことは、 酸素と結合させる化学反応を起こさせていることになります。 炭素・・・C と 水素・・・H は、酸素・・・O と結合して・・・ CO2 と H2O になっちゃう。。。二酸化炭素と「水」ができるんです。 つまり、お部屋でストーブを付けていること自体で、 室内に水を出していることになるんですね。 これが暖まった空気として室内にたまり、扉を開けた瞬間に冷えている部屋に流れ込む・・・ それで結露が起きるわけです。 冬場の北側の部屋、玄関、下駄箱などが結露するのはこういう意味なんですね。 もちろん、畳も水分を吸いますから、カビが繁殖する可能性があります。 梅雨を乗りきったからといって油断しないでくださいね。 対策は、毎日のこまめな掃除と、換気。 でも、日中は仕事で・・・っていう場合も多いでしょう。 その場合は、防カビ剤の使用をご検討下さい。 |
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