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意味
本畳という言葉ができた背景
- 古来から畳の構造は、ワラ床・い草の畳表・畳縁だったのだが、スタイロ畳やダイケン畳ができてきたときに、それらの総称として化学畳という言葉が使われ始めた。
これに対して従来からの畳のことを本畳と言うようになる。 - しかし、この呼び方は名称からも明らかなように「本当の畳」「本来の畳」「本物の畳」というようなニュアンスが込められている。これは、当時の畳店が発泡フォームやインシュレーションボードを使った畳を嫌っていた背景がある。
- よって、どちらかというと畳業界が使い始めた俗称のようである。
難しいニュアンス
- 上記のように、この言葉ができた時代には、様々な畳床があったのだが、畳表に関してはい草製のものしかなかったため、ワラ床を使った畳を意味していた。
- しかし、現在ではプラスチック系の畳表や紙などから作られた畳などがあり、ニュアンスから考えると、畳表もい草製の物でなければ本畳とは言えないかも知れない。
- 現在では、畳店が本畳という言い方をすることは少ない。
化学畳 を参照
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