畳の製作

前段階として、新しい畳を作る場合は(新畳・入れ替えなど)、最初にお部屋の寸法を測ります。
あまり知られていないのですが、お部屋は直線で作られた長方形ではないのです。
次に畳床の丈(長さ)を決定して前準備となります。

表替え(畳替え)の場合は、畳床はそのまま使いますので以上の作業はありません。


畳表を畳床に縫いつけます。
この作業を框縫い(かまちぬい)と言います。
この時大事なことは、畳表がたるまないようすることです。
ビデオでは、畳表を引っ張る作業も映っています。

2種類の機械の作業が見られます。
框縫い−−−1
ADSL以上の回線
それ以下の回線
框縫い−−−2
ADSL以上の回線
それ以下の回線


巾を切りながら畳縁を縫っていきます。
この作業を平刺し(ひらざし)と言います。
畳縁は2度にわたって縫いつけられますがこの作業では
内側の折り返し部分の縫着です。
巾の寸法が決まる重要な作業です。

これも2種類の機械の作業が見られます。
平刺し−−−1
ADSL以上の回線
それ以下の回線
平刺し−−−2
ADSL以上の回線
それ以下の回線
2度目の畳縁縫着の前に、畳縁を折り返して角を作ります。
この作業を隅止め(すまどめ)と言います。
最近では大型機械で自動化も出来るようになりましたが
殆どが人の手によって行われています。
それだけに畳店の技術の差が出る部分です。
隅止め
ADSL以上の回線
それ以下の回線
最後に折り返した畳縁を縫着します。
この作業を返し縫い(かえしぬい)と言います。

これで畳が完成します。
返し縫い
ADSL以上の回線
それ以下の回線